ActiveRecordのSlow Query検出方法
Derek Haynes
on
December 23, 2019
Railsアプリに安定したトラフィックが流入し始めると、SQLのスロークエリという問題が生じることがあります。find_by_sqlなどのシンプルなものを利用して、大きく改善を図ることが可能ですが、そもそもアプリが遅くなっている原因をどうしたら簡単に調べることができるのでしょうか？
PostgreSQLやMySQLなどでもスロークエリログを取ることは可能ですが、生のデータストリームから、施策を打てるような情報を見つけ出すのは困難です。クエリを生成しているLOCはどこか？常にこんな風に遅いのか？それとも一定の期間だけなのか？呼び出し元となっているのはcontroller-actionか、それともバックグラウンドジョブなのか？こうしたアプリケーションの文脈が、スロークエリログには欠けています。
こんなときは、ぜひScoutを試してみてください。
使用方法
データベース監視のアドオンが有効化されると、Scoutが継続してSQLクエリの分析をします。スロークエリはインサイトとしてアプリのダッシュボードに浮かび上がってきます。
クエリは三つの主要な範囲で分析されます。これは、アプリの改善に最も役立つデータベースの最適化にフォーカスするのに役立ちます。
- どのクエリが最もアプリに影響しているか？これは、各クエリの所要時間の合計時間を元にしています。この所要時間は、クエリのスループットによって増加した平均のクエリレイテンシです。
- どのクエリが、webのエンドポイントとバックグラウンドジョブの中で重大なボトルネックとなっているか？一つのクエリがトランザクションの所要時間の大きな割合を占めている場合、これを調査すると、パフォーマンス改善に役立ちます。
- どのクエリが一貫して遅いのか？これらは、レイテンシの高い平均を持つクエリです。
スロークエリのクエリインサイトをクリックすると、controller-actionを呼び出した場合のクエリ呼び出し時間の情報が表示されます。
ここから、クエリが発生した各トランザクショントレースと、クエリを生成しているソースコードの場所を確認することができます。
導入方法
ScoutAPMでのRailsアプリケーションモニタリングについては、こちらを参考にしてください。
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